1月17日、ダカールラリー2026はサウジアラビア紅海岸のヤンブーで最終日の競技を行い、同地のゴールポディウムでゴールセレモニーを行って今大会の全ステージを終了した。従来の市販車部門を見直した新車両規定「ストッククラス」の初年度にランドクルーザーの新型ラリー車2台で参戦したTLCは揃って完走を果たすとともに503号車ロナルド・バソ/ジュリアン・メナール組が4輪総合88位・クラス3位、501号車三浦昂(トヨタ車体社員)/ジャン・ミッシェル・ポラト組が総合133位・クラス5位の成績を確定した。
最終SS(競技区間)は海岸沿いのビバークからリエゾン(移動区間)で33㎞北上したあと、反時計周りに周囲の丘陵を巡る105㎞のコースが設定された。後半は約50㎞にわたって海岸沿いを走り、ビバークの北側にゴール。そのまま紅海をバックにしたポディウムに向かった。距離は短いが路面は石によるパンクやスタックのリスクもあり、最後まで気を抜けないステージだった。
TLCは前日の競技中に501号車がエンジンのオイル系統のトラブルでストップ、503号車もステアリング系のトラブルに見舞われたが、メカニックの懸命な作業により朝までに修復されて最終日の競技に臨んだ。高い集中力を保って走り切った503号車は4輪総合94位・ストッククラス4位、501号車は途中でパンクが1本あったものの総合101位・クラス5位でゴールに到着。現地時間午後6時半頃に揃ってポディウムに登壇した。壇上では激励に駆け付けたトヨタ車体松尾勝博代表取締役・社長、チーム代表の関隆史取締役・執行役員が健闘を称え、チームスタッフとともに観客の声援に手を振って応えた。
※順位は日本時間午前3時25分時点の最終のものです。
| CAR No. |
ドライバー& ナビゲーター |
STOCKクラス | 総合/ OVERALL |
|---|---|---|---|
| 501 | 三浦/ ポラト |
5 位 | 101 |
| 503 | バソ/ メナール |
4 位 | 94 |
| CAR No. |
ドライバー& ナビゲーター |
STOCKクラス | 総合/ OVERALL |
|---|---|---|---|
| 501 | 三浦/ ポラト |
5 位 | 133 |
| 503 | バソ/ メナール |
3 位 | 88 |
三浦ドライバー
結果は非常に悔しいのが本音です。でも苦しいとき、ファンのみなさんの声援でチーム全員が力づけられました。応援いただいたことに感謝しています。自分がナビゲーター時代から約20年にわたってお世話になったTLCで走るのはこれで最後と思うと寂しい気持ちです。でも、もっと上を目指したいと思うようになったのもこのチームのおかげなので、これからの活動も頑張っていこうと思います。
ポラトナビゲーター
トラブルが続いた一方で、手ごわいライバルとの戦いもあり、今回は体力的にも精神的にも大変でした。でも新型ラリー車で初めてのダカールラリーを終えて、次に向けてクルマを良くするアイデアも色々と出てきたように思います。
バソドライバー
ディフェンダー勢の表彰台独占を阻むことができ、今はハッピーな気持ちです。新型ラリー車はパフォーマンスが上がって走りやすく、ステアリング系のトラブルはありましたが、クルマを止めることなくゴールできたので満足しています。
メナールナビゲーター
TLCに加入して初めてのダカールラリーはトラブルもありましたが、旧知のロナルドと最後まで走り続けることができて満足です。最後のSSはスタート前にシェイクダウンテストで走ったのと同じエリアで、コース幅も広くて走りやすかったです。
尊田メカニック
新型ラリー車に代わった派遣2年目のダカールラリーは毎日の作業量が多く、スタートから今日までが一瞬に感じられました。まだ終わった実感はありませんが、今後はこの経験を活かして仕事に力を入れるとともに、幅広くメカニックのスキルを高めていきたいと考えています。
本野メカニック
派遣1年目のダカールラリーは毎日作業時間が長く体力的にもきつかったですが、次第にフランス人メカとも信頼関係ができて楽しめました。ステアリング系のトラブルが再発したときは悔しい気持ちになり、ドライバーが安心して乗ってもらえるように整備することの大切さを改めて知りました。
YANBU > YANBU
| リエゾン: | 33 km |
| SS: | 105 km |
| Total: | 138 km |
| アスファルト: | 7 % |
| グラベル: | 70 % |
| 砂地: | 16 % |
| 岩場: | 7 % |
角谷監督
我々のベストは尽くしたつもりですが、ライバルはさらに良いクルマを作ってきたということ。今回の結果に満足はしていませんが、実力として受け止めて次につなげたいと思います。