ダカールラリー2026は1月16日、サウジアラビア西部のアル・ヘナキヤ~ヤンブー間で311㎞のSS(競技区間)を行った。ストッククラスに参戦しているTLCの501号車、三浦昂/ジャン・ミッシェル・ポラト組は155㎞地点付近でエンジンのオイル系統トラブルによりストップ。現場での修復は難しく、デイリタイアを決断した。501号車は選手とともにアシスタンストラックにけん引されてSSを離脱、リエゾン(移動区間)に出てヤンブーへ向かった。
一方、503号車ロナルド・バソ/ジュリアン・メナール組は順調に走行していたが残り100㎞付近でステアリング系のトラブルが再発。ステアリング操作が重く、思うように砂丘を越えられない状況となったが総合134位/クラス4位でゴールした。なお、503号車はトラブルの影響で深い砂丘の中に設定されたGPSのウェイポイントに到達できず、競技結果に45分のタイムペナルティが加えられた。このため累積順位は4輪総合89位でストッククラスの3位を守ったが、クラス2位のランドローバーディフェンダー504号車からのタイム差は4時間32分54秒に広がった。
300㎞以上の本格的競技としては最終ステージとなるこの日のSS(競技区間)はアル・ヘナキヤからメディナを越えて西に215㎞向かった紅海岸近くの山間地が舞台となった。コースの序盤は広いグラベル路だが、やがて非常に砂の柔らかい砂丘が登場。さらに荒れた岩場と砂丘の区間が交互に現れた。競技者は砂丘走破用の低いタイヤの空気圧のまま堅い岩場を走らざるを得ず、パンクと下回りをヒットするリスクの高い、ストッククラスには厳しいステージとなった。
501号車はこの日も503号車をフォローしながら走行していたが、序盤でタイヤ2本のスローパンク(小さな穴や亀裂によってタイヤ内の空気がゆっくりと抜けていくパンク)。そのあと155㎞地点付近で左側の前後輪を同時にパンクさせてストップ。その際にエンジンのオイル系統にトラブルが発見されたため競技続行を断念した。
また、ステアリング系のトラブルに見舞われた503号車はゴール手前15㎞地点付近の大きな砂丘が越えられずに苦戦。何度かトライしたあと大きく迂回することで無事クリアし、SSゴールに到達した。
SSを終えた後は紅海岸に沿って北上する194㎞のリエゾン(移動区間)で大会のゴール地ヤンブーへ。ビバークはスタート時と同じく街はずれの海岸沿いに設営されていた。
17日はダカールラリー2026の最終日。同市近郊で105㎞の最終SSを走ったあと同ビバークにフィニッシュし、ゴールポディウムでセレモニーが行われる。
*順位・タイムは日本時間17日午前6時時点の暫定です。
| CAR No. |
ドライバー& ナビゲーター |
STOCKクラス | 総合/ OVERALL |
|---|---|---|---|
| 501 | 三浦/ ポラト |
DNF(リタイア) | - |
| 503 | バソ/ メナール |
4 位 | 134 |
| CAR No. |
ドライバー& ナビゲーター |
STOCKクラス | 総合/ OVERALL |
|---|---|---|---|
| 501 | 三浦/ ポラト |
- 位 | - |
| 503 | バソ/ メナール |
3 位 | 89 |
三浦ドライバー
2回目のデイリタイアはとても残念でした。SSは思った以上に大変で、4本タイヤをパンクさせてしまったこと、タイヤの空気圧とパンクさせない走行ペースの配分など、ダカールラリーの厳しさ、難しさを改めて感じています。
ポラトナビゲーター
今日の砂丘は今大会で一番柔らかくて、ギリギリまでタイヤの空気圧を下げても登るのは大変でした。ナビゲーション自体は依然砂埃がひどかったものの、とくに難しくはなかったです。
バソドライバー
今日のステアリング系のトラブルは断続的ではなく、ステアリング操作がずっと重かったです。この状態で砂丘を越えて行くのは難しかった。それまではパンクも1本で調子よく走っていたのですが。
メナールナビゲーター
トラブルを抱えた状態で臨んだ終盤の砂丘のGPSのウェイポイントは諦めました。ペナルティはつきましたが、トラブルを抱えながらチャレンジするより確実にゴールすることを優先した結果です。
AL HENAKIYAH > YANBU
| リエゾン: | 409 km |
| SS: | 311 km |
| Total: | 720 km |
| アスファルト: | 1 % |
| グラベル: | 52 % |
| 砂地: | 22 % |
| 砂丘: | 4 % |
| 岩場: | 21 % |
角谷監督
今日は我々にとって厳しいステージとなりましたが、明日はいよいよ2026年大会の最終日。これまでの2週間積み上げてきたものを無駄にせず、しっかりゴールできるように全員でベストを尽くしたいと思います。