ダカールラリー2026もいよいよ終盤戦。1月15日、第11ステージはサウジアラビア南西部のビーシャから中西部のアル・ヘナキヤへ向けて北上する行程で346㎞の競技が行われた。SS(競技区間)は基本的にグラベルと砂地の高速コースだが砂埃が酷く、石によるパンクやミスコースに細心の注意が求められるステージだった。
TLCは引き続き冷静かつ果敢な走りでこのステージに臨み、503号車ロナルド・バソ/ジュリアン・メナール組が4輪部門総合119位/ストッククラス4位でゴール。503号車をフォローした501号車三浦昂/ジャン・ミッシェル・ポラト組も総合121位/クラス5位で続いた。
この結果、503号車は累積順位を4輪総合82位としてストッククラスの3位を守ったが、2位の504号車とのタイム差は12分56秒広がって2時間1分42秒となった。501号車は総合130位でクラス5位となっている。
この日のSSはアル・ヘナキヤへ向けて北上するアシスタンスルートに沿って設定された。ビーシャから328㎞のリエゾン(移動区間)で移動した丘陵からスタートするとグラベルのピストのほか中盤以降はワジ(枯れ川の底)やショット(塩湖)も登場。最後は岩場を抜けてゴールする、変化に富んだ内容だった。
TLCの2台は引き続き503号車のトラブル発生に備えて501号車が後方からフォローする体制で臨んだが、スタート順がトラックの後方となったため先行車の巻き上げる砂埃がひどく、ペースを上げられない我慢のステージとなった。なお、503号車は視界が悪い中、尖った石によって合計4本のパンクを喫したが、190㎞地点のサービスポイントでチームからスペアタイヤの補充を受けて事なきを得た。
SSを終えると再びアシスタンスルートに合流し、208㎞のリエゾン(移動区間)でアル・ヘナキヤへ。この日の総移動距離は882㎞に及び、朝8時頃にビーシャを出発したTLCのラリー車がビバークに着いたのは午後7時頃という長丁場だった。
16日はいよいよスタート/ゴール地のヤンブ―へ向かう途上で311㎞の競技が予定されている。
※順位・タイムは日本時間16日午前4時時点の暫定です。
| CAR No. |
ドライバー& ナビゲーター |
STOCKクラス | 総合/ OVERALL |
|---|---|---|---|
| 501 | 三浦/ ポラト |
5 位 | 121 |
| 503 | バソ/ メナール |
4 位 | 119 |
| CAR No. |
ドライバー& ナビゲーター |
STOCKクラス | 総合/ OVERALL |
|---|---|---|---|
| 501 | 三浦/ ポラト |
5 位 | 130 |
| 503 | バソ/ メナール |
3 位 | 82 |
三浦ドライバー
今日はこれまでで一番砂埃がすごく、ラインを外して埃を避けないとペースを上げられませんでした。先行するトラックによってワダチが深く掘れているところもあり、スタート順の影響が大きいステージだったと思います。
ポラトナビゲーター
本来は高速コースなのですが、砂埃が酷くて思うようロードブックで指示されたライン上を走れない区間が多かったです。また、砂地の路面に尖った大きな石がたくさん転がっているところがあり、我々も1本パンクしました。
バソドライバー
昨日のステアリングのトラブルは解消して気持ち良く走れました。今日のステージでライバルから遅れたのはスタート順の影響もあったように思います。残りはあと2日。順位を上げるのは難しいかもしれませんが、慎重に走り切って完走したいと思います。
メナールナビゲーター
我々は前半で2本パンクがありましたが、途中のサービスポイントでスペアタイヤをもらいました。その後にも2本パンクしたので、すごく助かりました。トラックの後ろからスタートしたのでとくに序盤は砂埃による視界不良がひどかったです。
BISHA > AL HENAKIYAH
| リエゾン: | 536 km |
| SS: | 346 km |
| Total: | 882 km |
| グラベル: | 83 % |
| 砂地: | 7 % |
| 岩場: | 10 % |
角谷監督
距離の長い一日で心配しましたが、2台とも無事に着いて良かったです。明日はゴール地のヤンブ―へ向かいますが、途中のSSには砂丘もあると聞いています。残りはわずかでも我々は最後まで逆転のチャンスを信じて戦っていきます。