ダカールラリー2026の後半戦はサウジアラビア南西部に広がる砂漠地帯が舞台に。1月12日の第8ステージはワジ・アド・ダワシル基点のループコースで483㎞のSS(競技区間)が行われ、砂丘越えやグラベルのオフロード、荒れた岩場と変化に富んだ路面が競技者を苦しめた。
4輪部門のストッククラスではランドローバーディフェンダーの500号車が車両トラブルで遅れ、TLCの501号車三浦昂/ジャン・ミッシェル・ポラト組が4輪部門総合113位/クラス3位、503号車ロナルド・バソ/ジュリアン・メナール組が総合121位/クラス4位でゴール。この日までの累積順位は503号車が4輪総合78位でクラス3位のポジションを守り、501号車は総合136位でクラス5位となった。
SSはビバークの南西側に設けられたループコース。距離は483㎞と長く、前後のリエゾン(移動区間)を含めると総距離は721㎞に及んだ。前半部分には難易度の高い砂丘も現れ、その後も砂地と岩場が反復。ラフな岩だらけの峡谷を抜けるなど路面は多彩に変化し、ダカールラリー本来の過酷さを感じさせるリスキーなステージだった。
前半戦のデイリタイアで順位を下げた501号車は503号車を後方からサポートし、トラブル発生に備えた。2台はそれぞれ砂丘でのスタックのほかパンクもあったが、揃ってゴールに到達。先着した503号車だったが、GPSのウェイポイント不通過に対する15分間のペナルティが課せられて2台の順位は逆転した。
13日の第9ステージはワジ・アド・ダワシルからビーシャに向かうマラソンステージの前半部分。410㎞のSSが設定され、ゴール後は前半戦のマラソンと同様に「REFUGE」と呼ばれる参加者専用の簡易ビバークに宿泊する。メカニックのサポートやパーツ供給なしに2日間の競技を戦うこのステージは、コースの難易度とともに今大会の難関となることが予想される。TLCのビバークではメカニックたちが準備に余念がなかった。
※順位は13日日本時間午前4時時点の暫定です。
| CAR No. |
ドライバー& ナビゲーター |
STOCKクラス | 総合/ OVERALL |
|---|---|---|---|
| 501 | 三浦/ ポラト |
3 位 | 113 |
| 503 | バソ/ メナール |
4 位 | 121 |
| CAR No. |
ドライバー& ナビゲーター |
STOCKクラス | 総合/ OVERALL |
|---|---|---|---|
| 501 | 三浦/ ポラト |
5 位 | 136 |
| 503 | バソ/ メナール |
3 位 | 78 |
三浦ドライバー
砂丘は難しくなかったのですが埃が酷く、堅い路面のワダチが深いところではペースを上げられないなど、思うようにプッシュできませんでした。その意味で厳しい一日となりました。503号車のサポートは今後も続けていきます。
ポラトナビゲーター
車両にトラブルはなく、パンクを2回したぐらい。砂丘も1回スタックしましたが、タイヤの空気圧を下げて臨めばさほど難しくありませんでした。明日からマラソンですが、503号車をフォローし、必要ならパーツも渡すつもりです。
バソドライバー
変化に富んだダカールラリーのフルコースといったコースでした。ステアリング系のトラブルはすっかり解消し、快適に走れました。ハイスピードというほどではありませんが高速の区間が多く、長距離のSSが短く感じました。
メナールナビゲーター
砂丘では何度かスタックするたびに501号車に助けられました。路面と当たった冷却系部品からの液漏れもありましたが、その場で直して走行に問題はなかったです。そのほか砂丘で他車に追突されたりと色々大変な一日でした。
WADI AD DAWASIR > WADI AD DAWASIR
| リエゾン: | 238 km |
| SS: | 483 km |
| Total: | 721 km |
| グラベル: | 52 % |
| 砂地: | 35 % |
| 砂丘: | 10 % |
| 岩場: | 3 % |
角谷監督
今日は501号車がしっかり503号車をサポートできて良かった。我々にできるのはライバルから離れずに追いかけてプレッシャーを掛けることです。明日以降も着実に走り続けられるよう、選手とともにメカニックたちにも頑張ってもらいたいと思います。