第15号2024.10.23
2024年10月23日(水)、TLCは愛知県豊田市のさなげアドベンチャーフィールドにて、参戦発表会を開催し、ダカールラリー2025への参戦概要を説明しました。
TLCを運営する母体となるトヨタ車体㈱はダカールラリー参戦を通して、「人とクルマを鍛え、そして、ランドクルーザーを信じ、ご愛用いただいているお客様に、未来のもっといいランクルをお届けすること」をねらいとして、1995年よりダカールラリーの市販車部門(FIA T2ストックカテゴリー)への参戦を続けています。TLCは2025年大会も市販車部門にエントリーし、ランドクルーザー300 GR SPORT をベースとするラリー車2台体制で、同部門12連覇を目指します。
1号車は、トヨタ車体㈱の社員でもある三浦 昂(総務部広報室)をドライバーに、ナビゲーターにはジャン・ミッシェル・ポラトを起用します。2号車にはロナルド・バソをドライバーに、ナビゲーターには5年ぶりにTLCからの参戦となるジャン・ピエール・ギャルサンを起用します。また、日本人メカニックとして、福岡トヨタ自動車㈱より2年目の派遣となる谷上文彦と初参戦となる尊田哲哉を起用します。
ダカールラリー2025は6度目のサウジアラビアでの大会となります。ルートは、2025年1月3日にサウジアラビア南西に位置する「ビーシャ」をスタートし、北上したのち、1月17日に南東部のエンプティクオーター(何もない大地)と呼ばれるルブアルハリ砂漠の玄関口である「シュバイタ」でゴールするプロローグと12のステージ、計13ステージの戦いで競われます。
※ルート詳細の発表は11月下旬を予定
その行程には、前回大会でTLCを始めとする多くのチームが苦しめられた「48Hクロノステージ*1)」とサポートが制限される「マラソンステージ*2)」が含まれ、長く厳しい過酷なステージが待ち受けていることが予想されます。
*1) 48Hクロノステージ
2日間で一つのステージをクリアするもので、選手は一日目の走行距離に応じてコース内で1泊し、2日目残りのルートを走破する。2日間の合計タイムがステージタイムとなる。2025年大会の48Hクロノステージは950㎞という長距離のルートが用意される。
*2) マラソンステージ
2日間で2つのステージをメカニックによるサポートをうけることなく、選手のみで走破する。48Hクロノステージとの違いは、1日目、2日目の間の宿泊はビークが用意されており、それぞれのステージ毎に順位がつく。
発表会に出席したトヨタ車体㈱代表取締役・社長の松尾勝博は、年々チャレンジングなルート設定により、改造車でも完走することが難しいダカールラリーを市販車ベースの車両で参戦することで、ランドクルーザーが「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」として進化し続けられるよう挑戦を続けていきたいと想いを語りました。
続いて、チーム代表を務めるトヨタ車体㈱コーポレート本部・領域長の本多篤は、2024年大会の結果を振り返り、「2台揃っての完全走破」を成し遂げるため、更なる走破性向上をテーマとしたサスペンションの改良について紹介しました。その開発過程では、チームメンバーに加えて、トヨタ自動車㈱をはじめとするランドクルーザー開発陣、そして多くのパーツメーカーのエンジニアの協力があって2025年仕様の車両を完成させられたことへの感謝の想いを合わせて語りました。
ダカールラリー2025での市販車部門12連覇に向け、引き続きのご声援を宜しくお願いいたします。
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