第3号2024.05.21
ダカールラリーの主催者であるアモリ・スポーツ・オーガニゼーション(以下、A.S.O.)は現地時間2024年5月18日(土)に次回ダカールラリー2025の大会概要について発表しました。
発表によると2025年大会も引き続き、中東サウジアラビア1か国を舞台に1月3日から1月17日の15日間(内、1日は休息日)で開催されます。プロローグと12のステージで構成され、サウジアラビア南西に位置する「ビーシャ」をスタートし、北上したのち、南東部のエンプティクオーター(何もない大地)と呼ばれるルブアルハリ砂漠の玄関口である「シュバイタ」でゴールを迎えます。
ルートの詳細は発表されていませんが、前回大会、TLCを始めとする多くのチームが苦しんだ「48Hクロノステージ」、そして「マラソンステージ」が予定されているとのこと。「48Hクロノステージ」は大会の前半に設定され、高速セクションやテクニカルセクションなど、約950kmにおよぶ変化に富む様々な路面で構成されるステージを2日間で走り切らなければなりません。さらにメカニックによるサービスを受けずに2つのステージをクリアする必要がある「マラソンステージ」も予定されており、往復約800kmの競技でクルマにいかにダメージを与えずに走るかが戦いのカギを握ります。
また、少なくとも5つのステージでオート部門とモト部門が違うルートを辿ることになります。オート部門の競技車はモト部門の通ったワダチを辿ることができないため、高いナビゲーション力が求められます。さらにエンプティクオーターでの競技も3ステージ予定されており、乾いた塩湖や大砂丘群が待ち受けています。
ダカールラリー2025も厳しいステージとなることが予想されていますが、TLCはモータースポーツを起点とした「もっといいランクルづくり」を目指し、ダカールラリー2025への挑戦に向け、万全の準備を整えてまいりますので、引き続きのご声援をよろしくお願いいたします。